青の階段を降りてゆく 降りて行く
見上げると遠く上の方に光るものが一つ
捨てたんだ僕は その光を捨てたんだ僕は
いままでがすべてだと思っていた僕は
いままでが一番だと思っていた
愛し愛されていたのかもしれない
愛されず愛せなかったのかもしれない
でも逃げたんじゃないんだ僕は
逃げてなんかいない
辺りを見回すと丸いカラーの真珠と
サンゴがぼんやりした灯をともしていた
どんなに似通った色があっても
みんな違うカラー
もう少し もう少し歩いてみよう僕は
もう少し歩いてみるよ
そうすればこの階段が降りるべきものなのか
登るべきものなのかわかるだろう
もといた場所へ
帰るかもしれないし
帰らないかもしれない
君はいってしまっていんだよ
僕も歩くし
君も歩く
だから君も歩くべきだ そして僕も
いつか また 同じ場所へ行き着いて 僕達が
出会えることがあったなら またいつか